マンション騒音の記録（１）端緒
2016/01/06
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わたしがこのブログを始めたきっかけは、自分の身に降りかかってきた騒音問題です。上階からの足音が、わたしが直面した問題でした。その顛末と、結末を、数回に分けて書いていこうと思います。
突然やってきた騒音問題
一昨年の夏、URの空き家募集のサイトで、１軒の程良い物件を見つけました。築20年とやや築年数は経っていますが、外見は普通のマンション風で見栄えもよく、いわゆる公団アパートのイメージとは違います。広さ、家賃、立地、どれも満足がいきました。URに仮申し込みをして内見し、内装も収納も問題ないことを確認しました。
ただひとつ気になったのは、ベランダのすぐ下を横ぎる狭い生活道路が自動車の抜け道になっており、住宅地域であるにもかかわらず、大型車を含む多数の自動車がひっきりなしに通行していることでした。しかし、これは、防音サッシを閉めてしまえば、かなり軽減されるようでした。
もともと私は、騒音を気にしないほうなのです。
何十年も集合住宅に住んできましたが、若い頃に住んでいた安アパートを含め、騒音を気にした記憶はありません。
このマンションに入居してからも、外を通過する自動車の音が気になることはありませんでした。
ところが、問題は、外からではなく、内からやってきました。
正確に言うと、「上」から。
頭上から降ってくる音の原因は足音でした。
ドスドスという重低音とともに、私が座っている自室の床まで微振動します。
上からの衝撃音に連日さらされる苦しさは、体験した者にしかわからないと思います。
早朝・深夜を分かたず響いてくる重衝撃音に何カ月間もさらされていると、毎日の帰路、自分の住むマンションを見て恐怖を感じるようになります。玄関を入るときは、足がすくみます。自分の部屋なのに。
このブログには、「上」からの問題に苦しんだ1年半の記録と、その１年半の間に考えた、あるいは調べた、諸々のことを書いていこうと思います。