マンション騒音の記録(4)URの管理センターに相談
2018/06/24
手紙はまったく効果がありませんでした。
また手紙を入れても同じことだと思ったので、URの管理事務所に相談することにしました。
URの住宅管理センターとは
URの場合、騒音に関する苦情は「住宅管理センター」が担当しています。
地区別に管轄が分かれていて、管轄地域の一覧と電話番号は下のURのサイトにあります。
どの程度あてになるのか半信半疑でしたが、何らかの対応はしてくれるのではと思い、管轄の住宅管理センターに電話してみました。
電話はすぐにつながりました。
騒音の相談である旨を告げ、団地の名称を言いました。
すると、電話口の男性は、
「そこは、前に騒音の苦情があったので、もう掲示板に掲示をしてあります。」
との、かなり温度の低いお答え。
掲示板の掲示というのは、A4の紙に、
コンクリートは、音や震動に対して意外に敏感です。音に対するトラブルを予防するためにお互い気をつけましょう 。
とか、
集合住宅では、隣接する住戸・上下階の住戸の間で、生活音や振動のトラブルが生じることがあります。衝撃音に対する遮音性能を有していても、コンクリートは音や振動に敏感です。音に対するトラブルを予防するために、お互いに注意しましょう。
などの文章を印刷して、団地のポストの横の掲示板に貼りつけるものです。
ちなみに、この種の掲示文書には雛形があるようで、どこの団地も概ね同じような文面を使っています。
うちの団地の掲示板にも、黄ばんだポスターが貼ってありました。
しかし思うんですが、こういうものを掲示板で見かけて、
「もしかしたら自分の生活騒音が誰かの迷惑になっているかも知れない」
と自ら気にして、以後は自主的に日常生活で騒音に気を使うような人ならば、その人はそもそも初めから騒音源になどなりません。
「掲示板にポスターは貼ってありますが、現状は騒音問題が生じています」
と言ってみたところ、
「では、巡回主任に伝えておきます。」
とのことでした。
ここで出てきた「巡回主任」というのは、URのサイトによれば、正確には「管理主任」というもので、その職務は次のとおりのようです。
① 都市機構に提出される「願出」、「届出」、住宅の「修理」依頼などの受付業務。
② 住宅へ入居するときおよび住宅から退去されるときの受付、相談。
③ 家賃等の収納および督促。
④ 団地管理に対するご意見の受付および処理。
⑤ 賃貸借契約違反行為の有無に関する調査および処理。
⑥ 団地内の建物等の都市機構財産やその他団地内設備の
状態やその稼働状況等の巡回、点検。
⑦ 退去時の居住者負担修繕費用の査定。
⑧ その他住環境の良好な維持に関する業務。
騒音の苦情への対応は、このうち⑧の「その他・・・業務」に含まれるようです。
どうやら、この「巡回主任」が何らかの対応をしてくれるらしいです。
しかし、その後、何も変化はありませんでした。URからも巡回主任からも、連絡すらありませんでした。
当然ながら、騒音も変化なしでした。
結局かわらず耐えるのみ
結局その後も、変わらぬ騒音に耐え続けました。
次のような、ただただ耐えるための工夫をしつつ、暮らしていました。
- 帰宅をなるべく遅くする。
- 騒音がひどいときは、深夜2時くらいまで近所の24時間営業のマックで過ごす。
- 日曜や休日は、部屋にいないで外出する。
- 耳栓をする。
- ヘッドホンで環境音(滝の音とか)を大音量で聞く。
これでは、正常な生活が成立しません。