マンション騒音の記録(5)睡眠不足
2016/01/06
上階の住人は毎晩11時過ぎに帰宅して、そこから数時間にわたって騒音が続きます。週末は、2時3時まで終わりません。その騒音に毎日毎日付き合っているうちに、睡眠不足になりました。
睡眠不足
上階の足音がドスドス鳴るたびに起きて、やめば眠るという生活をしていました。毎日、他人の生活にあわせて寝起きする妙な生活をしていたわけです。
そのせいか、足音から開放された日には、安心感から、とにかく眠くなるようでした。
たとえば、連休で実家に帰省したときなど、午前・午後・夕刻・夜分を問わず、ちょっとでも横になったら5分もしないうちに眠ってしまいます。ウトウトではなく熟睡で、数時間は目が覚めません。こんなこと、以前はありませんでした。
自宅では、眠っているときも覚醒しているときも、自分が気が付かないうちに、いつ上階のドスドスという足音が始まるか、恐れているのだと思います。
おそらく睡眠も浅いのでしょう。
自宅以外にいるときは、
「ここなら足音の暴力がこない」
と無意識のうちに安心しているので、少しでも時間があれば、自然に睡眠に落ちてしまうのだと思います。
まるで、家の中では仰向けの無防備な姿で熟睡してしまう家猫のようです。
ちょっと横になるだけで、ストンと眠ってしまいます。せっかく実家に帰ったのに、親と話をする時間もありません。
こんな私を見て、親は心配していました。「そんなに疲れているの?」と。
実は、疲れているのではなくて、足音が降ってこない安心感で、数ヶ月ぶりに心身ともに平常な状態に戻っているだけのことなんですが。
自宅以外ではこんなに安心して過ごせるのかと、あらためて思いました。このころの私にとって、世界で最も心が休まらない場所は、自宅でした。